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お雇いドイツ人教師

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2015年08月23日

洋学 at 06:51 | Comments(0) | 書評 | 科学史

◆留守の間に、うれしい郵便物が届いていた。小澤健志『お雇い独逸人科学教師』(青史出版、2015年8月7日発行、213頁、5000円+税)だ。◆小澤さんは、巻末の略歴によると、昭和45年(1970)生まれで、長崎県の上五島出身。佐賀大学理工学部物理学科に入り、平成3~4年にミュンヘン工科大学物理学科留学。佐賀大学を卒業後、民間会社に勤務のかたわら、お雇い外国人、とくに物理・化学などのドイツ人科学教師の研究を続けてきて、博士(学術)号もとり、本書の出版に至った。◆内容は、第一章 幕末から明治初期における科学教育、第二章明治10年の東京大学設立までの前身校における独逸人科学教師、第三章G.ワグネルについて、第四章数学及び測地学教師E.クニッピング、第五章化学及び鉱物学教師C.シェンク、第六章日本への西洋理化学の啓蒙者の一人ヘルマン・リッター(1827~1874)について、第七章G.A.グレーフェンの足跡、第八章 アルフレット・ウエストファルの足跡、第九章 日本で最初の独国人独語教師V.ホルトについて、第十章、総括的考察と今後の課題となっている。◆本書の最も優れている点は、上記のあまり深く研究されてこなかったドイツ人科学教師について、我が国の文献だけでなく、ドイツ各地に残る関連文献や雑誌論文等も読解し、実証的に考察していることである。従って、従来のお雇いドイツ人研究者の見落としがちだった離日後の足跡まで丁寧に追っている。◆最初の出版であるため、序章やまとめのしかたにややぎこちなさを感じるところもあるが、それぞれの教師に対して全力で研究をした勢いと熱意が強く感じられるよい本である。公的機関や関係研究者各位の購読を期待したい。 under_social_button


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