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井上友庵の系図


井上友庵の系図 ◆佐賀県立図書館に、鍋島家文書のコピー複製本があり、そのなかの『系図(イの部)2』に、井上友庵の系図がみつかった。それによると、井上友庵は寛政9年(1797)5月6日生まれで、兄仲民にしたがい外科医術を学び、上達したので文化11年(1814)5月1日に鍋島摂津守(8代蓮池藩主鍋島直与)に切米21石で召し抱えられた。紀州華岡家に学び、帰国後も手広く医療を行っていたが、兄仲民がなくなったので、その遺児仲乙を助け、佐賀城下へ参って、病家の治療にあたった。その功績のため、文政7年申3月に、外科医術をもって、佐賀藩から切米20石を一代拝領し、巍松院(第9代佐賀藩主鍋島斉直)と奥方の侍医となった。実子がいないので、文政11年(1828)になくなる直前に、門弟として養育していた徳永徹兵衛の次男庸精を養子にした。同年5月18日に39歳で亡くなり、神埼郡箱川妙雲寺に葬られた。法名は友補浄庵とある。


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